先日のNHK『プロフェッショナル』
「運命の1冊 あなたのもとへ」を見て
久しぶりに私が魂のレベルで好きな本を
自分のためにじっくり読んでみたくなり
図書館で全集を借りてきました
時間がないから、といつも言い訳にしてるけど
本気になれば時間などいくらでもあるものです
四半世紀前に出会って
ずっと心の奥底で大事にしてきたこれらの作品は
勿論結婚する時も持って来て
でもほとんどクローゼットにある小さな本棚に
いつも存在を意識しつつも
ひっそりと収まったままになっていたのですが
あえて全集を借りてくることで
特にお気に入りの作品もそうでないのも
一気に読めるということが良かったです
(2週間でほぼ読めた!)
COくん(小4)向けに借りてきたのは
『銀河鉄道の夜』
本を読むのは大嫌いだけど
読んでもらうのは好きというCOくんのために
藤城清治さんの挿絵も美しいこの本を選びました
賢治の透明な世界、透明過ぎるみたいにみえる理想が
この短いお話にふんだんに盛り込まれていて
COくんは一瞬で幻想眠りの世界へ…( ̄▽ ̄;)ハヤッ
「世界全体が幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない」
その賢治の考え方も尊いと思うけれど
時代の差もあるのでしょうか
「世界の幸福のためにはまず
一人一人が自分を幸福にしなければ始まらない」
と私などは思います