断捨離継続中
今回の処分対象は紙関係が多い…
そのひとつに
スクラップブック!
買った雑誌は丁寧に読み尽くすのは勿論
琴線に触れるものをことごとく切り抜いて
いろんなテーマに分けて保存していた物
その数6冊!
私、意外とマメなんじゃないの!?
ファッション、料理、インテリア(意外!)
カルチャー、旅行、花、展覧会など…
20代中ごろからの約10年
何かしたいのに何ができるのかわからず
有り余るエネルギーを持て余して
無為徒食で過ごした10年だと思っていました
けれど今改めてあの頃憧れた対象の全てを収めた
美しい写真いっぱいのスクラップを見ていると
案外現在の私に繋がっていることに驚きます
トスカーナの風景、レンガの色、漉されたような日の光に魅せられて
新婚旅行先に選んだフィレンツェ
構図や色合わせや光が印象的な写真の数々は
一眼レフを買う下地になっていたかもしれない
自分らしい生き方を貫いた女性の展覧会では
その生き様を自分に課したり…
当時ティファニーの広告のテーマが好きで
「いつか私もステキな人と出会えるだろうか?」
なんて夢見たり…
いつか自分が母親になったら
子どもがこんな風に見えるのだろうか?と憧れた
いわさきちひろさんの絵
あの頃夢見ても届かなかった憧れ
ずっと埋もれたままだと思っていたそれらの種が
少しずつ芽を出し
気がつけば
憧れの実現のために育て、咲かせることが許される
そんな年齢になっていることが感慨深い
いわさきちひろ展(2004年)から何年ものち…
安曇野のいわさきちひろ美術館で
来館者の女性陣が3歳前後のCHIちゃんを見て
「まぁ!この子まるでここの絵から抜け出て来たみたい!」
とおっしゃったことがこれまたいい思い出…
もがいている時にでも
タネを蒔き続ければ
いつか芽が出るチャンスも
もしかしたら花が咲くチャンスも
あるかもしれない
そしていつだって
タネを蒔き続けてさえいれば
苦難の時があっても
地中で眠る希望のチャンスを
見つけられるかもしれない
芽吹く姿もまた花そのものに見える
わが家の今日のアジサイ
スクラップブックとはサヨナラだけど
これからも憧れや希望のタネを
蒔き続けることの大切さに
私のタネが芽吹くのを待ち
育ち、育てるのを支えてくれる
家族への感謝の気持ちに
気づかされた今回の断捨離でした